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長崎の家(H邸)

撮影:相原功 クリックすると大きな画像を表示します。

初めは2階建て住宅のリフォームとしてスタートしたのですが、構造調査を詳細に行った結果、構造の補強工事に大きな予算が必要であることが分かって、平屋建ての建替えになりました。
徳島の和田善行さんの杉を使用した渡り腮の軸組みに、土壁の耐力壁を組み合わせた構造システムです。平面計画から建具の形態まで建主との詳細な打合せと、池上さんの合板や建材を一切使わないという姿勢が結晶した住宅です。左官屋さんは、唐津の家に引き続き佐賀県の田崎さんにお願いしました。


建物名:「長崎の家(H邸)」
所在:長崎県長崎市

設計:丹呉明恭建築設計事務所
構造相談:山辺構造設計事務所

施工:大工池上(池上算規)
竣工:2009年
構造規模:木造平屋建て

面積
建築面積:122.73m2
延床面積:113.46m2

主な外部仕上げ
屋根:三州いぶし瓦葺き
外壁:1階/土塗壁+杉板南京下見張り
   2階/土壁塗+ラスモルタル下地漆喰仕上げ
建具:木造住宅用アルミサッシ

主な内部仕上げ
天井:杉板本実張り・小屋組み現し
壁:土壁+漆喰仕上げ・杉板張り
床:杉板張り