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吉岡の家

撮影:相原功 クリックすると大きな画像を表示します。

息子さんの在宅介護支援の事務所とご両親の住まいを兼ねる住宅です。3間の幅で一直線に伸びてゆくシンプルな平面形は、渡り腮構法の基本形です。規則正しく並ぶ梁は外壁から飛び出して出桁を受けて、1m40cmの深い軒の出を支えています。スロープのアプローチは、計画されているデイサービスのための車椅子を想定しているためで、高齢のご両親のためにも役に立っています。内部の建具は、建て主さんが保存していた古い帯戸の板を再利用して製作しました。


建物名:「吉岡の家」
所在:群馬県吉岡町

設計:丹呉明恭建築設計事務所
構造相談:山辺構造設計事務所

施工:工舎澄み処(山口修嗣)
竣工:2009年
構造規模:木造平屋建て

面積
建築面積:140.42m2
延床面積:122.95m2

主な外部仕上げ
屋根:三州いぶし瓦葺き
外壁:土壁+杉板南京下見張り
   妻壁/ラスモルタル漆喰仕上げ
建具:木造住宅用アルミサッシ

主な内部仕上げ
天井:杉板本実張り・小屋組み現し
壁:土壁下地+漆喰仕上げ・杉板張り
床:杉板張り